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エシハのローマ・モザイク


エシハのローマ・モザイクはローマ時代のスペイン、
さらにはローマ帝国全土を再現する重要な材料です。
その数と芸術的質から推測すると、この地方にモザイクを製造をする工場があったと考えられます。

町の発掘調査によると、アウグスタ・
フィルマ・アスティジ領地に存在していた沢山の独裁政治都市の町はモザイクの歩道で整備されていて、
さらに壁画や芸術作品で飾られていたそうです。

邸宅のメインの室内を飾っていたモザイクは幾何学模様や神話のシーンが多く、
中でも人生を食事とワインで楽しむバコとディオニソス神が多く描かれています。
これらのモザイクの質と大きさからだけでも、
アスティジのローマ時代の家がどれだけ裕福であったのかが推測できます。
その多彩性、人物の細かさ、画法、ガラスのペーストを使用することによって色の光沢と微妙なニュ
アンスを出すことができるタイル製作においてもエシハのモザイクは名高いものです。

市立歴史博物館(1999年より保存と修復活動が活発になり、モザイクに関する国際的なプロジェク
トも行われている)、Excmoの降伏の広間、エシハ市役所(スペイン広場1番)、セビーヤ考古学博
物館、更に要塞やサン・ヒルの丘(『エル・ピカデロ』)でもこれら素晴らしいモザイクの代表的な一例
を目にすることができます。

これらモザイクの中のいくつか、例えば近年ミゲル・デ・ヘルナンデス通り35番で発掘された四季
をテーマにしたモザイク、1992のセビーヤ・エキスポでアンダルシアのパビリオンを飾り、考古学的に
この地がどれほど素晴らしい場所なのかを世界に示した『ワインの神』、更に『バコの栄光』などのモザ
イクは完全に単品完成作品だと考えられています。

 

参考文献(エシハのモザイクについて更に知るには):

FERNÁNDEZ GÓMEZ, F. 1998: “Un conjunto musivario excepcional en Écija”, Revista de arqueología, 207: 32-41.

LÓPEZ MONTEAGUDO, G. 1998: “Sobre una particular iconografía del triunfo de Baco en dos mosaicos romanos de la Bética”, Anales de arqueología cordobesa, 9: 191-222.

2001: “Los mosaicos romanos de Écija (Sevilla). Particularidades iconográficas y estilísticas”, en PAUNIER, D. y SCHMIDT, C. (eds.) La mosaïque gréco-romaine VIII. Actes du VIIIème Colloque International pour l’Étude de la Mosaïque Antique et Médiévale. Lausana: 130-146.

 エシハで見られるローマ時代のモザイク



国立博物館・美術館:

『ワインの神』モザイク

概要と鑑賞のポイント

Don del Vino


2世紀頃
発掘場所: Espíritu Santo c/v Barrera de Oñate (Écija, 1990)

この素晴らしい多彩なモザイクには、ギリシャ神話の神々が描かれていま
す(バコ神、ヒョウに乗る子供)。このシーンは、天からの贈り物であるワイ
ンを発見した神話の一場面です。
モザイクの保存状態とその多彩性により、これは1992年のセビーヤ・エキ
スポにおいてアンダルシアのパビリオンを飾りました。


バコの栄光

概要と鑑賞のポイント

Triunfo de Baco


2世紀半ば頃
発掘場所: サンティアゴ広場 (エシハ)
中央のモザイクは、ケンタウロスに引かれるバコを描いています。その周
りには四季の偶像とギリシャ神話の一部(ジェダと白鳥、オルフェオと女性、
ディオスクロス)が描かれています。

四季のモザイク

概要と鑑賞のポイント

Las Estaciones del Año


2世紀後期または3世紀初期
発掘場所: ミゲル・デ・セルバンテス通り, 35 de Écija, 2003-2004
四季をテーマにした多彩なモザイク:8角形の中心には四季の神、
『Annus』が描かれています。ローマ時代の王座に座る四季の人物像が翼を持
つ勝利の女神にはさまれ、天使、季節のフルーツ・バスケット、四季折々の動
物や鳥類、イノシシ、アヒル(冬)、ウシ、ハト、スズメ(春)、ライオン、
ウズラ、アベハルコ(夏)などの四季の偶像が描かれ、その歓喜が表現されています。
四つの季節は、息を吹きかける風の偶像によって分けられています。
装飾には主に野菜、アヤメ、白鳥、仮面、動物の頭(バコ神の象徴)、そ
して幾何学上のモチーフがみられます。



 

海のモザイク

概要と鑑賞のポイント

Las Estaciones del Año


スペイン広場で発掘された海のモザイク。





降伏の間(サラ・カピトゥラール)、
エシハ市役所:

神話の1シーン、ディルセ女王の罰

概要と鑑賞のポイント
Castigo Reina Dirce


3世紀ごろ
発掘場所: 旧メルセ修道院 (エシハ)
ギリシャ神話の1シーンを描いたモザイク:テバスの王位を強奪したディル
セ女王が牛の角に縛られて引きずられ、義理の息子たちに処刑される場面。





セビーヤ県立考古学博物館:

バコの栄光

概要と鑑賞のポイント
Triunfo de Baco


3世紀ごろ
発掘場所: ミゲル・デ・セルバンテス通り22番 (エシハ)
トラが引く車に乗ったバコ神の勝利のパレードを表した大きなモザイク。



場所: 要塞の軍備広場
(サン・ヒルの丘又は『エル・ピカデロ』):

ダブルモザイク

概要と鑑賞のポイント
Mosaico doble

画像上にマウスを動かすとモザイクが変化します


視覚的遊びを取り入れた驚くべきモザイク: 見方によって髪のない髭をはや
した老人と子供に見えるモザイクです。
バコの一行に関する2人の人物(老人は神話の一人物、子供は神であり、
それぞれが羊飼いの杖とタンバリン、とどちらもバコ神に関するアイテムを持
っている)が描かれています。
このモザイクは発見された場所に保存されており、軍事広場にある『考古
学広場』の一部になる予定です。訪れた人はここで、アスティジのイベロ・ト
ゥルデタノ民族から始まり、ローマ時代、中世の要塞までの歴史の足跡を辿
ることができます。



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